hook #321

なによりも
あとがきの、とある一文が痛っ!と思わせる。
−歌舞伎役者の市川猿之助は<型>を身につけたうえでの
逸脱は<型破り>と賞賛されるが、<型>をないがしろにした
だけの逸脱は単なる<形なし>に過ぎないと喝破した−
自分の馬券予想も生き方すらさえも形なしだったり・・・
ザ・ベストミステリーズ―推理小説年鑑〈2003〉
オールスター戦みたいなもんで
ベストか否かはともかく全て読み応え十分。
ただ20人の作家の作品を読むわけで、それぞれリズムも違うし
ぐったりしちゃう。
最後のとどめが、そのあとがきだし。