RIGHT KEY

デットーリは勝つ為に必要なことはその馬の正しい鍵をみつけること。
みたいな事言っていた。な。
10年に1度くらい自分の知らない扉がバーンと開く時がある。
例えば学生の時、卒論を日本化学会に発表することになった。
1-3-3トリメチルインドリノ6ニトロベンゾスピロピランをドープしたゾルゲルガラスのフォトクロミズム
知らない人が聞くと、かしこそ〜かも
若さと怖いもの知らずで研究者気取りで発表してしまった。
もっと怖いのは先生が英訳してアメリカの学会に提出したこと..
普段はあがり症で人前で話しなどもってのほか。その時も1週間前から
激しい下痢が止まらなかった。けど、いざ発表の時はやたら気持ちよかったことしか
覚えてない。質疑応答も眠っている能みそが勝手に答えを語った様.な気がする。
そういう鍵がどうしたら表れるのか?なぜ開けたままにしてくれないのか
全くわからん。
最近、素直に鍵を渡すと騙される事が多い。抗う意志さえ奪って逃げやがる。
そんな時はいつもJAMを聞いて扉の修復につとめる。ポールウェラーだと
せつなくなってくるからさ。
銭金のBGMにJAMが少し使われているのをわかる奴はこの世代の人間じゃねーと
いねーんだろうな