ミステリィは書くものではなく、読むもの。

ミステリィ系以外の本はあまり読まないが
そんな本、例えばハウツーのような本を読むときは
大概は馬券予想に何か役立たないかという視点がほとんど。
結果はともかく実は結構役に立つ(気がする)
この本はタイトル通り、当然のようにミステリィ作家さん達が
自分の持ち札をチラ見せしているのだけれど
何も小説家を目指さなくても
仕事の進め方や、クリエイティヴな発想を具現化するために
どんな段取りをしているのか参考になる部分や、
ちょっとコピーしてみようと感じるところは多い。


それよりも
これを読んでから、その作家さんの本をじっくり読んで
言ってる事は本当に実践しているのか?検証するのも楽しいかもしれない。
ミステリーの書き方

はじめに人ありき−福井晴敏
ミステリーを使う視点−天童荒太
ミステリーと純文学のちがい−森村誠一
オリジナリティがあるアイデアの探し方−東野圭吾
どうしても書かなければ、と思うとき−法月綸太郎
イデア発見のための四つの入り口−阿刀田高
実例・アイデアから作品へ−有栖川有栖
イデアの源泉を大河にするまで−柄刀一
ジャンルの選び方−山田正紀
クラシックに学ぶ−五十嵐貴久
冒険小説の取材について−船戸与一
長期取材における、私の方法−垣根涼介
プロットの作り方−宮部みゆき
プロットの作り方−乙一
本格推理小説におけるプロットの構築−二階堂黎人
真ん中でブン投げろっ−朱川湊人
語り手の設定−北村薫
視点の選び方−真保裕一
ブスの気持ちと視点から−岩井志麻子
文体について−北方謙三
登場人物に生きた個性を与えるには−柴田よしき
登場人物に厚みを持たせる方法−野沢尚
背景描写と雰囲気作り−
セリフの書き方−黒川博行
ノワールを書くということ−馳星周
会話に大切なこと−石田衣良
書き出しで読者を掴め−伊坂幸太郎
手がかりの埋め方−赤川次郎
トリックの仕掛け方−綾辻行人
叙述トリックを成功させる方法−折原一
手段としての叙述トリック 人物属性論−我孫子武丸
どんでん返し いかに読者を誤導するか−逢坂剛
ストーリーを面白くするコツ−東直己
比喩は劇薬−小池真理子
アクションをいかに描くか−今野敏
悪役の特権−貴志祐介
性描写の方法−神崎京介
推敲のしかた−花村萬月
タイトルの付け方−恩田陸
作品に緊張感を持たせる方法−横山秀夫
シリーズの書き方−大沢在昌
連作ミステリの私的方法論−北森鴻
書き続けていくための幾つかの心得−香納諒一