高松宮記念

おわりからはじまる。
尾張S(1200mオープン)が設計されて以降
この勝ち馬は全て高松宮記念に出走する。
2006年末の最終レースに“おわり”とダジャレめいて登場した
このレースに合わせるかのように、高松宮記念
(2007) 1回8日目
(2008) 1回10日目
(2009) 2回6日目
(2010) 2回8日目
と猫の目のように開催日を変更するのは偶然とは思えず
稼働としては
(2007) 尾張S1着馬の 隣1着
(2008) 尾張S1着馬の 対角1着
(2009) 尾張S1着馬の 隣1着
と、それはサインなのか示唆なのか補填要員なのかよくわからんが
十分存在感だけはある。


ANTI 阪神東京。
そもそも1200m芝のオープン特別は
東京・阪神(新潟・小倉)に組まれていない。
逆に唯一の1200mG2であるセントウルS阪神で施行されるという
持つものと持たざるものの相関関係。


中京の矜持、阪神の矜持。
1400mにしたところでG2は京王杯SC(東京)スワンS(京都)阪神C阪神阪神牝馬S阪神)と
あるだけで、イメージすると
中京開催とはいえG1、オープン特別の施行すらない競馬場の高額G2の1着歴であっても
中京には持ち込ませず。と言ったところか?
または、高額G2歴のプライドがオープン特別程度を用意する中京なんぞで
真面目に走ってたまるかという感じか?


仮想シナリオってか。
セントウルSや、尾張Sの施行開始とともに始まった阪神Cの1着馬が
高松宮記念で閉ざされてしまうのは、
そんな1200mのオープン特別を持たない阪神競馬場施行での1着だから
というのも一因ではなかろうか。
例えば阪神C1着馬がここで1着になる可能性は、この抑止力的尾張S1着馬が不在であるとか
日本での出走歴のない外国馬が出走するような状況下のみに限定される気がする。
今回外国馬の参戦表明がされていたが
ここでキンシャサノキセキ1着のシナリオがあったのだと妄想する。
(G2スワンS1着)−(G2阪神C1着)−(オーシャンS1着)
G2連勝歴!+ステップ競走


もうひとつのシナリオ。
ところが外国馬のキャンセルで、もう一本のシナリオに切り替えたのではなかろうか
エイシンタイガー
(オープン京洛S1着)−(オープン淀短距離S1着)

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(G2スワンS1着)−(G2阪神C1着)
片やG2連勝、片やオープン特別連勝の相関関係。
京都の1200mオープン特別に淀短距離Sがあり
2008年にはファイングレインがここを1着し、G3シルクロードSも1着して
高松宮記念制覇となるが
2008に京洛Sがオープン特別に昇級し、ここを基点に
1200mオープン特別の流れが
京洛Sハンデ(京都)→尾張S別定(中京)→淀短距離S国際別定(京都)となり
今年初めてこの3競走の1着馬が顔を揃える。
キンシャサノキセキがG2連勝と今までにない形での出走に対して
エイシンタイガーもまた京洛-淀、連勝という今までにない形での出走。


ANTI ANTI 阪神東京
奇しくも
阪神Cで8着から失格降着になった馬と
NHKMCで8着から失格降着になった馬が
ここで出会う。
中京G1では、むしろこの阪神東京での失格歴はプラスに転じるのではないかと思う
と、下書きを書いた後にヘッドライナーが510に座った。
611→713の予定。