大事な何かを得るということは、
大事な何かを失わなければならない。
人間は大事なものを両手にあふれるほど抱えられるように
器用に出来てねーさ。
つうことは
普段それほど大事ではないものはバンバン手放せば
いざという時に幾らか手放さずに掴む事が出来るのかもしれない。
ボクの嗅覚では
初野晴は近い将来、さらに大化けするだろう。
ただしボクの鼻が利くのかどうかは疑問大だ。
ボクの中でメガヒットになった“退出ゲーム”の原点を求め
デビュー作とこれを読んだ。
設定は最後までなじめない。
でもミステリィの引っ張り方や心の痛点を
しっかり刺すあたりは片鱗が十分に出ていると思う。
