まだはもう成り、もうはまだ成り

へるしー文庫推薦図書だったので
図書館で予約すること3ヶ月
田村はまだかはまだかと
期待が高かっただけに・・
自転車通勤中に雨が降ってきて
なんだよこの野郎と思いながら、しかたなく合羽を着たら
雨がやみ上がって、中は濡れたまま、ムレムレになって
今更脱ぐのも面倒で
クソっ気持ち悪いよー。と思ったような一冊。
田村はまだか
エピソードがスマートギアなんですよねこれ。
40歳を越えた男女がスナックで、あの頃は、あの時はと
思うならば、もっと、後悔や、怒りや、不満が深いところで
グツグツ煮えてると思うのは、自分が不遇だと思っているからなのか。
とくに恋愛観は全体に美化している感じで大事な事が
なんにも書かれていないような。
針の穴程度でも、突き抜ける“何か”が欲しいと思うが
桜庭先生も、そんな感じで読んでいたら、急に大化けしたので
女性は怖いと思っている以上に本当は
きっともっともっと深く怖いに違いない。