鳥よ鳥よ鳥たちよ 

なかでも「オーデュポンの祈り」と「アヒルと鴨のコインロッカー」は
伊坂作品の中で特に苦手のワンツーで
東京創元社ミステリ・フロンティアシリーズ自体どの作家の本も
個人的には何かいまひとつでもあるし
この作品も何がそうなのか、けしてつまらない訳でもないが
最初からザワザワする不安感な雰囲気がダメなのかもしれないし
よくわからない。てことは思い入れが少ない分だけ
きっと映画はそこそこ見られるのだろうなと思っていたら
「陽気なギャング・・」の様なクソみたいな映画ではなく
いい出来だったと思う。
もっとも原作の仕掛けを無視して作れる映画ではないので
潔く忠実に映像化したところは、かえって共感出来る。
瑛太くんは第2の窪塚洋介の様で“あっち”へ行きそうな感じがしなくもない。
アヒルと鴨のコインロッカー [DVD]裏口から悲劇は起こるんだ




かもめ食堂 [DVD]
普段ミステリィばかり読んでドキドキしていると
たまにこういう時間を忘れて、あれもうこんな時間?
と、まったりする映画は
のんびり出来て精神安定上非常に良いと思う。
何よりいいのは美味しい珈琲を飲みたくなることと
たまには親のおにぎりでも食べてみたくなることである。
どんなものでも人に作ってもらう、珈琲も人に入れてもらう
その方が美味しいのは僕の横着な持論でもある