One−eyed monkeys

昔999匹の猿の国があった
その国の猿たちは、すべて片眼だった。
顔に、左眼だけしかなかったのだ。
ところがある日その国に、
たった一匹だけ、両眼の猿が産まれた。
その猿は、国中の仲間にあざけられ、笑われた。
思い悩んだ末、その猿は・・・・・
片眼の猿 One‐eyed monkeys
ドロっとした感じがどれを読んでも性に合わない
感じがする。特に
「向日葵の咲かない夏」を最初に読んでいたら
道尾作品を二度と読むことは
なかっただろうと思う。けど何故か読んでしまう。
これはかなり軽くまとめてあって
道尾初心者には入門編としては最適かな。

本格ミステリーを書きたいとか、
ハードボイルドが書きたい
というより、
まずテーマありきですね。
僕が本当に書きたいのは人間の
感情なんです。
それを書くうえで、ミステリーというシステムは
すごく使いやすい。
トリックも、メッセージをそのまま
伝えることが出来ない時、
それを婉曲的に伝える一つの手段として利用してます
         ダ・ヴィンチ より