出会いは億千万のミステリィ

どういう縁があって競歩という競技に出会うのだろうか?
足が速かった。
走るのが好きだった。
球技が苦手だった。
という理由で陸上を始めたとして
走らない競歩って。
この走れないジレンマとストレスとストイックさと
極度の疲労と、さらにはユニークな運動姿勢を
併せ持つ最悪のイメージの競技を
例えば飲酒運転者に50km30本で開放。
薬物常習者に100本で開放などと
更生プログラムに組み込んだら
競歩をさせられるくらいなら二度とお酒を飲まないと
誓う人間が続出して
さらに、そのうちの何人かはこの競技にはまり
数少ないと思われる競技人口の中で代表レベルの
選手まで現れるかもしれない。
運営から閉会式まで散々な叩かれようだった
世陸の競歩代表選手の出会いも凄い。
http://www.tbs.co.jp/seriku/athlete/japan_women.html
歩く詩人:川崎真裕美選手
コーチに全国大会に出場したいか?と聞かれて歩いちゃった。
競歩界のドリームガール:淵瀬真寿美選手
骨膜炎による故障で歩いちゃった。
怪物ウォーカー:悲運の山崎勇喜選手
マネージャーか競歩か選べと脅され歩いちゃった。
たとえ理由が故障や実力不足による産物だとしても
そこに出会いの素晴らしさを感じるし
「努力出来ることが才能である」