TheSkyCrawlers

一寸ヤバそうな若者二人が本を探す僕の後を付いてくるので
いやだなぁと思っていたら
これなんかお薦めだけどどう?なんて外見とは、うらはらに
真面目に本をさがしていたので
そんなことなら僕に言ってくれれば協力するのにと
思ったりもする・・
映画化される様なので久しぶりに文庫本買いましたが
2004年初版。
売れずに残っていたんだなぁきっと。
スカイ・クロラ (中公文庫)
押井守氏がリップサービス(だと思う)とはいえ
打倒宮崎宣言した以上は
イノセンスの様な難解さから離れて商業ベースで成功するくらいの
ポップな仕上げにするのでしょうが、原作を読む限りは
少女が主人公の自分探しの無味無臭な冒険活劇には当然ならない。でしょ
インタビューによれば〜
 よく若い人に「どうやったら映画監督になれるでしょうか」と聞かれるけど、愚問だよ。だって、本当にやりたければ、まず作ってしまうもの。自分から溢れ出るものがあれば、安全な道を探す前に、動き出していなきゃおかしい。確かに面倒なことも多いけど、そうやっていろんなものを背負わないと、世の中という大きな現実と接点が持てないし、誰にも届かないはずなんだ。
 大人も若者も、辛いのはよく分かる。だけど、その辛さこそ生きる醍醐味であって、人生という果実は、おいしいところだけじゃなくて、丸ごとかじることでしか味わえないはず。だから、「他人の人生に介入する」ということを、この作品で描きたい〜
大概の人間はそんな溢れ出す様なものも無ければ、過酷な道を選択することも
ないので、作る側でなく見る側にいるわけなのですが・・・