スロウ・カーブ

初めてのデートでキスしちゃった場合に、その後
このまま一気にいってしまうか、止めるか7:3くらい?
相手からブレーカーを落としてくれると案外ホッとしたりする。
のような遠い遠い遙か昔の記憶があるw
〜「だめ、今日はだめ」彼女の呼吸が乱れていた
「ごめんなさい、なんだか急すぎて・・・ほんとごめんなさい」〜
出会いから、この場面までの雰囲気の出し方が結構ツボで
男としては、すげー理想的。って思って
作者の年齢を確認すると、やっぱり同じ年の生まれだった。
男女間の出会いや距離のつめかたは、
世代で似たような意識があると思うのは強引な発想なのだろうか・・・
サウスポー・キラー
恋愛小説でもなんでもない2004年のこのミステリーがすごい!大賞作品。
プロのピッチャーが八百長疑惑に巻き込まれる
小説的にありがちな設定で
薄々こいつだろ、と思う通りの犯人ではあったけど
何だろう十分面白い。
プロ野球選手の裏側なんて、そんなものだろうと思う様に
書いてくれてあるし。
飄々とした主人公のキャラだとか、反撃に出るところの
体温が高いのか低いのか、淡々としているのか微妙でよくわからん部分を
考えれば
受賞時のタイトル「スロウ・カーブ」の方が全然良いと思うのだけど。
ミステリー的にはキラーとか入れた方がいいのかなぁ