ついてるついてない

親父の49日法要が行われた。
ようやく旅を終え、仏になったらしい。
寺での法要のあと、会席。そして海へ行き。位牌を流し、
水を汲み、家に帰り、四方にその水を巻き終了した。

癌で入院した1年前、自分は仕事を辞め、再就職が決まった。そして彼女に振られた。
一気に色々な事が起きやっとパニックから少し冷静になりつつある。
彼女に振られた原因は親父の癌と転職。(だけではないなきっと)
冷静になって考えたとさ。
天秤にかけただけであろう。将来性と好きとを。
どんな苦難も一緒に乗り越えようと書かれた誕生日の手紙は
あまりにも薄っぺらかった。
30代前半には結婚も離婚も経験したし失業もあった。
まったくついていない30代だった。

が、よくよく考えて見る。
転職して、今の仕事は誰でも出来るビル管である。
今までは地元でも少しは名もある優良企業だった。
これが彼女のプライドが許せなかった部分であるが
今の仕事は泊まり勤務が月に約8日あるが明けは休み、次の日は公休になるのが
一般的で、自由になる時間が増えた。
お陰で親父の入院中も介護する時間が十分にあったし、亡くなってからのめんどうな色々が
休みが増えたので、だいぶはかどった。
そして親父が亡くなる前にその元かのの兄さんが淫行で逮捕された。
もし結婚していて、安月給で、兄が逮捕され、親父が亡くなったなどの
状況を考えるとそっちの方がよっぽっどパニックになっていたのではないだろうか?
人生の考え方は向く方向で決まる。
転職のデメリット、振られた事、逆に考えれば僕は相当ついていたことになる。
親父の死はかわいそうだと思う。が、死ぬことはけして不幸なことだとは思えぬ。
ひとつひとつの不幸は大きな幸運の為の伏線と考えたい。
でなければ、こんな人生などに毎日参加できるかっつうの