11月読み応え十分

11月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2724ページ
ナイス数:56ナイス

ハナシはつきぬ! 笑酔亭梅寿謎解噺 5ハナシはつきぬ! 笑酔亭梅寿謎解噺 5
客観的に冷静に自分を制御出来るなら、それは単なる機械で、頭のネジが何本か外れているからこそ、そこに人間の魅力が生まれる。談志師匠も亡くなった。本の中の世界とはいえ笑酔亭一門だけでも今日も明日も無茶苦茶やって暴れていて欲しい。
読了日:11月26日 著者:田中 啓文
越境捜査3 破断越境捜査3 破断
落としどころが心配になるくらい店を広げすぎて、あっけない結果になるいつものパターンだが、それはそれで面白い。上からの圧力にファイティングポーズをとり続けることが、このシリーズの本質なので、きっと結末は目を瞑れwということなのだと思う。えっ違う?
読了日:11月21日 著者:笹本 稜平
ノーマジーンノーマジーン
装丁の印象が読む前後でガラリと変わる。ピュアで面倒な、結果として多重のテーマを背負った『キャラ』を愛おしく思い始めた頃に真実が語られるので、切なさが増す。”?章ある賊徒の視点”は読みたくなかったと、我ながら身勝手な読者である。
読了日:11月16日 著者:初野 晴
人生オークション人生オークション
いまだに「欲しいもの」「必要なもの」「足りないもの」「埋め合わせるもの」混同や勘違いで区別がよくわからん。大事なものはなにかだけでも意識しよう。
読了日:11月15日 著者:原田 ひ香
よろずのことに気をつけよよろずのことに気をつけよ
グダグダ前フリなしに、最初から手の内見せてガツガツ進む作風が最近では新鮮に感じる。ありそうでないものを、あるように感じさせてくれて面白い。
読了日:11月13日 著者:川瀬 七緒
転迷―隠蔽捜査〈4〉転迷―隠蔽捜査〈4〉
もはや事件やその構図よりも、竜崎の局面でのハンドリングだけに興味がいってしまう。毎回漫才のぼけ役伊丹が結局竜崎を上手にコントロールするオチ。
読了日:11月10日 著者:今野 敏
これはペンですこれはペンです
芥川賞で真っ二つの評価に分かれた(らしい)噂の問題作wさっぱりわからねえぞこの作品も。叔父を文字と入れ替えて読めばよいのか?文字にした時点で糞の役にもたたないと、ただただぶん殴られているようだ。つまり感想を文字にするなんて全く無意味なことだったりw
読了日:11月08日 著者:円城 塔
左足の虹左足の虹
良くも悪くもスラスラ読めてしまう。乾にもっと魅力があれば肩入れ出来るのだが。 なんか皆が、しょーもない感じで終わってしまうのがなぁ・・
読了日:11月03日 著者:水原 秀策
物の怪 (講談社ノベルス)物の怪 (講談社ノベルス)
ビビった。是非真夜中に読んで下さいwこのシリーズを読んだのが、かなり前なので短編のイメージもないし、こんなホラーチックじゃなかった気がするが。しかし殺人者の横で淡々と薀蓄語って怖くないのかね?
読了日:11月01日 著者:鳥飼 否宇

2011年11月の読書メーターまとめ詳細
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