知らぬが仏                   

少しネタバレになるが
妻が、夫を自殺にみせかけ、殺害する場面がある。
(これ自体が本筋ではないが)
お風呂に沈め左腕を切る。
この行為の前後の会話もビビるが
そして葬儀になり、これをこう締めくくる。

倫子は大粒の涙をこぼしながら左腕の骨を拾った。

随所にこんな怖ろしい恐ぇ〜表現が埋め込んであるから
地雷原を進んでいくようなものである。


硝子の葦


出てくる女性達の心情や心動がうまく理解出来ない。
むしろ男としてはそういう機微や、気味の悪いものには
目を向けないで知らん顔して、顔を突っ込まない方がいいのかと。