色即是空

どうせなら
全ての作品に、そして全ての作家が
解説書モドキを付録すればいいと思う。
そうすれば
嘘つけ、締め切りで適当に書いたんじゃねーの。とか
無理やりの後付だろそれ。とか
突っ込めるのに。

さすが売れているだけあってツボがわかっていらっしゃる。
まさにこれを楽しみに購入しているのです。

あんまり分析すると味気なくなってしまうかもしれませんが、
僕なりに考えるところでは、
ちょっと変わったキャラクターとそれに振り回される人がいて、
登場人物たちのやりとりが楽しくて、
いろんなところに張ってある伏線が少しずつ繋がっていき、
要所要所で、「ああ、そうなんだ」とはっとする感じ、というところでしょうか。
それが僕らしさのような気がします。