a family

「他人より優位に立つのは、情報を一番持ってる奴じゃないか」
「情報量で人の優劣は決まらない。それよりもっと大事なのは」
「大事なのは?」
「勘のほうじゃないか」

主人公の由起夫に話をする場面
大事なのは菅のほうじゃないか・・という想起。
もっとも連載されていたのは2007年の12月までだが。


オー!ファーザー
本人曰く
一期最後の作品。という事で期待もあったが
4人の父という設定が分散気味で、魅力的なサブキャラ不足や
終盤での伏線回収も、なし崩し的で盛り上がりに欠けた。
図書館予約渋滞で、伊坂作品を5冊も再読したのが
そう思わせた理由かもしれないし、
伊坂幸太郎という名前が
ハードルを勝手に上げるからなのかもしれない。
むしろ最近のファンタジィスパイスのへんてこな味のする2作品が
意外と深みのある味がするのかもと思いはじめたが・・
とりあえず次のバイバイ、ブラックバードは買おうかな。