選択と集中

サクリファイスとエデンを読んだ後なので
特にそう感じるのだと思うが
笑酔亭梅寿謎解噺シリーズは
自己犠牲というものから、もっとも遠く
自分勝手で理不尽で傍若無人な人間達の物語ともいえる。
もっとも自転車競技と落語を同一で語るのは
そもそも無理があるが。
ハナシがうごく!―笑酔亭梅寿謎解噺〈4〉

歩み寄る、て嫌な言葉やな・・


ただし、根底にあるものは
選択と集中から、色々な物を犠牲にして
これで勝負する。というものを見つけるために
日々自分と戦い芸なり技術なりを磨くという意味では
きっと同じなのだろう。
と思いながら読むのは正解ではなく、
ただただこいつらバカだなぁと思いながら読むのが正解。


笑酔亭梅寿謎解噺 1 ハナシがちがう! (集英社文庫)笑酔亭梅寿謎解噺 2 ハナシにならん! (集英社文庫)笑酔亭梅寿謎解噺 3 ハナシがはずむ! (集英社文庫)