本日限定ロマンチスト

なんだかなあって、思ったんですよ。
何がほんとうなのかを知るのは、なんてややこしいんだろうってね。

面白いとか感動したとか勉強になったとか揺さぶられたとか
いい本はこれまでもいっぱい読んだと思うが
この本大好きだ、と思った事はあまり記憶にない。

きっとこの本を薦めても
えっ？何？どこが？と思う人が多いのかもしれないが
好きってそういうものだろう・・
読む本を人が選ぶように、
本も作家の意図に関係なく読んで貰いたいと
人を選ぶのかもしれない。

「人には話したくないこともあるし、
話したくても上手に話せないこともある。
何かについて、
ぺらぺら話すことが出来る人間は、ほとんどの場合、
その何かについてほんとうはよく知らない。
殺人事件の起こった家の隣のアパートの大家みたいな人間が、
いちばん雄弁に事件を語るものなんだ」