2009-07-19 にわか雨の間隙 想像は人を喰らう。 観念の産物である龍が、 人間を腹の底に呑み込もうとするように。 勝手に干支シリーズと名付けている最近の作品群は どれも外れがない。 ミステリィとしても、背景の雨も十分堪能出来る。 ただこれが道尾だ!といえる決定的な重いKOパンチが 出てくるのは、もう少し時間がかかるような気もする。