道理が引っ込む

清掃業者が共用部の通路を剥離洗浄するのを
仕事がヒマだったので、監視カメラのモニタでぼーっと見ていた。
洗浄して乾燥するまで養生して、立ち入り禁止にしていたのだが
行動パターンは3種類


1)立て看板をみて迂回する人(なんだよと言ってる風に迂回する人含む)
2)すいませんもう通れますか?と業者に声を掛けてみる人
3)おそるおそる歩いていき、まだ通れませんと注意され戻る人


というか当然こういうパターンのどれかになるのだけれど。
男性は、このパターンしかないのだが
4)はなっから看板無視してどんどん歩いていく人
そんでもって、ドアを開けて声を聞いてみると
注意されても
すぐ、そこだから、とか
もうここまで来ちゃったからいいでしょとか
要するに4)のパターンは女性のみ、しかも年齢が高いほど
結局無視して通り抜けてしまう。


たぶん、この日本を支えているのは、働くお父さんでも官僚でも政治家でもない
自己都合で障壁をぶち破っていく、厚かましいおばさま方に違いないと確信する。


例えば、おばちゃんが通り過ぎようとする時
他の人は通さないけど、あなただけですよ内緒で。
みたいなヨイショをちょこっとすると
それが、彼は気が利くみたいな、おしゃべりで広がって、
割とご贔屓にしてもらえるような空気になるのに対して
通れません。などと完全拒否すると
それが、彼は融通が利かないみたいな、おしゃべりで広がって
チクチク嫌味な事を言われるようになるのだろう。
少なくとも仕事に対して真面目で誠実なのは後者なのにだ。
妄想しすぎだろうか・・


私は仕事はそれなりに誠実に
女性には逆らわないようにしようとモニター越しに誓うのだった
とにかく女性が集団で固まっていることほど怖いものはない。