Walk This Way

片眼のよりも
ソロモンのだし、それよりもさらに
ラットマンは素晴らしかった。
干支シリーズなのかと思ったら、次はカラスだった。

ミステリィという仕組みを使うに過ぎない
ミステリィは人の感情を書くのに最適なシステム。

と言っているように
確かにトリックを読みたいわけでも、
トリックを見破る探偵に酔うわけでもない。
それは
心を揺さぶられてこそ成立するものに違いない
ラットマン

たしかに姫川には、その考え方は理解できなかった。
身体を重ねることと心を手に入れることの間には
まだ遠い隔たりがある気がする