アンチ アンチエイジング

「知ってたのね」
「うん、ずっと。それに嬉しかったの」
「嬉しかった?どうして?」
「だってあたし、こんなに優しい人になれるんだもん」

6時間後に君は死ぬ


歳を取る度に増えるどころか減るものばかりの
酷い人生なのに
涙だけは量産体制が年々強化されていく。
しかもそのツボが
手ぶれ補正も利かぬほどユルくハズれたものの様な気がしてならない。
連作2話目「時の魔法使い」で不覚にも泣いた
夜歯磨きしているときも、ふと思い出して、なんだかジーんとよみがえった。
果たしてそこまで感動的な話なのだろうか苦笑い