physical contact

設備やシステムがトラブった時に
申し送りで話を聞いても結局は
とりあえず見てみない事にはとか
実際触ってみない事にはと、感覚でとらえるより
たとえ視覚や触覚だけでも残したいと思う。
そうしないと次、又、が起きた場合の対処が違ってくる気がしてならない。
どこかでバーチャルなものや箱の中だけの世界を
信用出来ないと思うのは
きっとそんなところから来ているのだろうと思う。


とはいえ、買い物なんかは面倒なので、ネットで見てホイっと買ってしまうが
久しぶりにショップでジャージを買った。
お客が一人もいない最悪の状況で緊張。
着て良いですか?と確認したあと
実際に着てから舞い上がったまま どーっすか?って
(何で店員のねーちゃんに見てもらおうとしているのかオレ)
と思いつつ、嘘でも
いいですよーなんて微笑まれたら
惚れてまうやろーby宴人
というくらいフィジカルコンタクトが少ねーな最近。と思う


チャット仲間で推理ゲームをするのに
それぞれが実際にバンバン殺人を犯して、それをネタに推理する
話の筋は最悪だが、
それに輪をかけて最悪なのは、
かなり面白いこれとサクサク読めちゃうところか。
歌野晶午見直した。
最終の“誰が彼女を殺し(救え)ますか”の章は
ネットを介さず、フィジカルコンタクトこそが
最高のスリルの始まりであることを証明した。
密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社ノベルス)

知的興奮は得られても、スリルはゼロに近かった。
それは、済んでしまった出来事を傍観者として推理していたから。
いわば爆弾が爆発したあとから話がはじまるのね。
中略
あるいはこう譬えようか。探偵小説とサスペンスの違いだよ。
探偵小説の名探偵のように、推理の材料が出揃うまで
待機していたのでははじまらないよ。
ハードボイルドの私立探偵のような瞬発力をもって行動しないと。
用意された答えを見つけるのではなく、答えは自分で作らないと
いけないのですよ。