心の荷物いっぱいじゃありません?

遠くない近所で1年に2度も殺人事件が発生しても
亡くなった方も犯人も(1件未決)全く知らない人であるように
自分が事件に巻き込まれる様なことはめったにないから
ミステリィは本の中の話と、アル意味面白く読めるが
それでもモタれるような重い本を読んだ後の
モップシリーズは胃腸に優しくてとても助かる。
シリーズものの強みは、初デートの高い緊張感はなくとも
デートを重ねて相手のいいところを少しづつ理解して
リラックス出来る点にあるようなないような。
天使はモップを持って (文春文庫)モップの精は深夜に現れる (ジョイ・ノベルス)モップの魔女は呪文を知ってる (ジョイ・ノベルス)
実際は探偵の話でも、天使でも妖精でも魔女でもなくて
普通よりもちょっとがんばる女の子の話だけど

それでも名探偵は悩むし、ときどき間違うことだってある。
キリコちゃんにだってどしゃぶりの日はやてくるのだ。
それでも彼女は大切な呪文を知っているし、いろんな人と出会うことで、
また新しい呪文を覚えていくのだと思う。
どしゃぶりのあと、泥だらけの靴痕をモップでぴかぴかに磨き上げながら。
        モップの魔女は・・ あとがき       

ニュースに載るような大きな事件でなくとも
日常生活を過ごすなかでは、他人が笑って済むようなことですら
思い悩んだり、心痛めたり、うまくいかずイライラする事は多い。
むしろ日々のほとんどはそういうもので埋め尽くされているのかも。
そんな時は掃除でもすれば
もしかしたら解決の呪文が降りてくるかもしれない。