SM3発射実験

1兆円の税金で打ち上げる自慰花火に
拍手喝采する屑どもめ

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「コレクターっていうものはもう病気なんだよ。
集めたい物は何でもかんでも欲しいんだ
でも、それじゃどんな金持ちだってもちゃしない。
だからみんな自前の枷<コード>をはめるのさ。」
「どういう意味でしょう」
「中略〜
例えばハワイアンとかジャズとか
名の付くものは全て
欲しくなってしまう奴らなんだ。
これは物理的に無理だ。
すると彼らは自分の欲求を鎮める防衛策として
枷を作る。
例えばグループは駄目だ、女性は駄目、それに
オリジナルでなければとか廃盤のみとか・・。
こういう具合に枷を作って絞っていけば
何とか自分の生活を
崩壊させない程度の出費で済む。
こういう風に長らえていくんだよ。
但し、これにも強烈な副作用がある・・・」
「どういうことですか」
「一度、枷を作ってしまったら二度と外せないと
いうことさ」
男はなぜか声を低めた。
「中略〜
つまり、あれば買わなければならないんだ。
もしくはそれを見逃したら今までのコレクション
全てが無意味になる・・」
     ミサイルマン 枷 ヨリ抜粋

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ミサイルマン―平山夢明短編集
再びお命頂戴いたします−平山夢明
想像出来ない猟奇・暴力・快楽・陰惨を
想像する事は吐き気がする事もあるが
読書とは自分との戦いであると同時に
作家からの挑戦を受けた戦いでもある。
と思いながら読む作品はきつくてかなわん。