想定外を想定出来ない芸術的技術価値

要するに物は壊れるし、安全に絶対なんてありえねーし
人は死ぬのさ。
ベイベー俺を信じろ〜と言われて僕等は素直に従います。
砂上の楼閣がコンクリートに替わったくらいの違いしかないのにね。
結局国民全員死の灰浴びて死んじゃえば、
責任もクソもあるかってんだ、と開き直って初めて
その建造物に芸術的価値が生まれる。
イントゥルーダー (文春文庫)
↓以下はニュースより抜粋
中部電力浜岡原発運転差し止め訴訟にて
原告側証人、井野博満・東大名誉教授(金属材料)と
原発設計技術者の田中三彦氏が法廷に立つ。
井野氏は合金がひび割れる「応力腐食割れ」について説明する。
応力腐食割れは配管や炉心に使われる合金が中性子線の影響などから腐食し、
張力を受け割れる現象。
原告側は応力腐食割れの仕組みが未解明で、
抜本的な対策がとれないことを立証したいとしている。
田中氏は68〜77年まで原発設計技師として勤務し、
原子炉の圧力容器の設計を担当した。
原告側は田中氏の尋問で、
設計時に余裕を持たせるのは老朽化などに備えたものであって、
想定外の地震に対しては安全が確保されていないことを証明したい考えだ